こんにちは、まるです。
いざ、心療内科を受診しよう!と思ったときに、みなさんはどんな風に病院を選びますか?
私は、そもそも自分には縁がないものだと思っていた心療内科を探さなければならなくなったとき、本当にどうしたらいいのかわからなくて片っ端から病院に電話をかけてしまった経験があります。
つまり、それほどまでに参っていた、ということにもなりますが・・・。
この記事では、心療内科を選ぶ!となった場合に、実際にどんなステップだったら良かったのか、自分のことも振り返りながらご紹介しています。
あなたが今まさに「どんな風に心療内科選んだらいいいんだろう・・・。」と悩んでいらっしゃったら、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
ステップその1:症状によって選ぶ
うつ病と一言で言っても、様々な症状があります。
症状によっては、心療内科ではなく違う科を受診したほうがいい場合もあります。
一般的なうつ病の症状については厚生労働省でも紹介されていますが、私のように寝ても寝ても寝てしまう、体重が増加する、という症状からうつと診断されるケースもあります。

また、現在は「精神科」や「心療内科」だけではなく、「メンタルヘルス科」や「精神内科」など、病院によっても名称が異なりなかなか選びにくいと思います。
厚生労働省のページでは、どの科がどういう症状を見る、という基本がかかれてります。まずはそこを参考にして病院をいくつか絞ってみるのもよいかもしれません。

基本的には
- 「精神科」、「精神神経科」→こころの病気を専門に診る医療機関
- 「心療内科」→ストレスなど心理的な要因で体に症状が現れる「心身症」を診る医療機関
- 「神経内科」→パーキンソン病や脳梗塞、手足の麻痺や震えなど、脳や脊髄、神経、筋肉の病気を診る医療機関
とまとめられています。
ステップその2:どんな対応をしているか心療内科のホームページを見て選ぶ
自分の症状によって、あらかた「この科かな?」と決まってきたら、次は病院のホームページを見てみましょう。
ここでは、「心療内科」を選んだものとして進めていきます。
今の時代、ほとんどの病院はホームページ上でも内容について記載されている場合が多いです。
どんな雰囲気なのか、スタッフの数は?など、事前に調べよう
病院のホームページでは以下のようなことをポイントに確認してみましょう。
- 病院の雰囲気(施設の感じやスタッフさんの雰囲気)
- スタッフの中にはどのような人がいるか
- 診療以外にどのようなことが行われているか
これらを確認したほうがいいのには理由があります。
病院にもよりますが、患者さんが落ち着いて診療できるように自宅のような内装にしているところもあります。
また、スタッフさんも白衣ではないこともあります。おそらく話しやすいようにするためでしょう。
スタッフの中にどのような人が見てみると、病院によっては医師の他に心理士やカウンセラーがいる場合があります。
そのような場合は、診察以外にもカウンセリングや心理テスト(心の状態を知るための)をしてくれる可能性がある、と考えられます。
診療以外でどのようなことが行われているか?というのは、先ほどのカウンセリングや心理テストもそうですが、他にイベントがあるか確かめるためです。
病院によっては同じうつ病患者で会話をする会が設けられていたり、体操やストレッチなどの会がある場合もあります。
なかなか理解されづらい考え方や気持ちでも、同じうつ病の人と話す機会があれば話しやすく、自分自身を一歩進めるキッカケにもなります。
口コミを見るのもオススメ。信用するかどうかはあなた次第
病院のホームページを見てみても、なかなか情報が得られないことはあると思います。
そのようなときは、口コミを見るのもオススメです。
[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]「〇〇病院 口コミ」と検索すれば、Googleの情報に出ていることもありますし、口コミサイトに出ていることもあります。[/st-cmemo]
ただし注意してほしいのは、口コミはあくまでも口コミ。
他の人が合わなくて全然ダメ!と書いているような病院でも、あなたにとってはとても良かった!と思うこともありますし、その逆もあります。
口コミはあくまでも参考にする情報として取り入れてください。
ステップその3:実際に心療内科に問い合わせて決める
「この心療内科に行ってみよう」と決めたら、次は電話、もしくはメールでの連絡先があればメールで問い合わせてみましょう。
ホームページに書いてあることが古い内容だった、ということもありますので実際に聞いて決めるのが一番安全だからです。
心療内科は予約が基本。余裕をもって行きましょう
電話で問い合わせをオススメするのにはもう一つ理由があります。
私は心療内科を選ぶ際に10件ほどに電話をかけたのですが、その全てが予約制でした。
そうです。予約が基本なんですね。飛び込みだと、先生の空きがないことも多いのです。
ここから考えると、うつ病かも?と自覚するよりも前に、ちょっと心が疲れた・・・くらいで心療内科に行きやすくなれば良いでしょうね。
そのほうが、自分自身が本当に参ってしまうその前に心療内科の先生に相談できるでしょう。
最後に:私が心療内科に電話をかけまくったときはどんな状態だったのか
さて、ここまでステップ1からステップ3までで心療内科の選び方をご紹介しましたが、実際に私がどうやって選んだのか。
私は、とてもこんなステップを踏むことなんてできないくらいに参っていました。
当時病院に行こうと思って、朝から自宅の周辺にある心療内科に片っ端から電話をかけまくったんです。(しかも泣きながらだったので、病院の方はさぞ驚かれたと思います・・・。)
私の心療内科探し体験談
数年前のある出勤日。その前日(今となってはうつ病からくるものとわかる)体調不良により仕事が進みませんでした。おかげで仕事の納期が遅れてしまいました。
そのことがきっかけで、ここ最近の体調不良による仕事の不備も含めて、何人もの上司に取り囲まれ謝罪を迫られる(と感じていた)ということが起きていました。
そこで初めて最近の自分の体調について打ち明けたところ、上司から「明日絶対に病院に行け。」との命が下りました。
私の中では、次の日に病院を探しまくった行為は病院に行かなきゃ・・・報告しなきゃ・・・上司に怒られるかもしれないから・・・
という、どこか切羽詰まった気持ちでいたのかもしれません。
心療内科は基本的に予約制だと思いますよ、と看護師さんに促されたのですがそれでも何件も探してしまいました。
やっと「とりあえずおいで。今日診療はできないけど、カウンセラーが話を聞けるから。」と一つの病院が受け入れてくれました。
こんな経験があったからこそ、自分自身をまだ見つめる余裕があるうちに心療内科を選ぶことは大事だと思います。
また、同じような人に少しでも自分自身の状態に気づき、余裕を持って病院を選んでもらえたら・・・と願っています。
- まずは自分の症状を確認し、どの科がいいのか調べよう
- 病院のホームページで確認しよう
- 実際に病院に問い合わせて聞いてみよう
- 自分自身が壊れてしまう前に、その状態に気づいて病院を予約しよう